米Googleは現地時間2016年4月18日、ビデオ共有サービス「YouTube」に360度ビデオのライブストリーミング機能を実装したと発表した。

 YouTubeでは昨年3月より360度ビデオの投稿および視聴が可能になっている。今回、360度ビデオのオンデマンド配信に加え、ライブ配信も行えるようになった。

 YouTubeは過去数年にわたって野外音楽フェスティバル「Coachella Valley Music and Arts Annual Festival」のストリーミング配信を実施しているが、今週末の同フェスティバルのステージで、一部アーティストのパフォーマンスを360度ビデオでライブ配信する。

 またYouTubeは、360度ビデオのオンデマンド配信で空間オーディオをサポートしたことも明らかにした。例えばコンサートの360度動画を視聴すると、視点が移動するのに伴って、音の深みや距離などが変化し、より臨場感を味わえる。空間オーディオ対応360度ビデオは、当初はAndroid端末で視聴可能。複数のサンプル動画が公開されている。

 YouTube映像クリエーターを支援するスタジオ「YouTube Space」では、東京を含む世界8都市の全施設で360度ビデオのライブストリーミングと空間オーディオ技術を利用できるようにする計画という。

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