画面●SKYSEA Client Viewの画面
画面●SKYSEA Client Viewの画面
(出所:Sky)
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 Skyは2016年4月18日、情報漏洩の防止に注力したクライアント管理ソフトの新版「SKYSEA Client View Ver.11.1」(画面)を販売開始した。新版では、BitLockerで暗号化したドライブの回復キーを収集して管理する機能を追加したほか、USBデバイスの最終利用ユーザーなどを部署ごとに管理できるようにした。

 SKYSEA Client Viewは、社員が使うクライアントPCやモバイル端末の状態を一元管理するソフト(関連記事:「マイナンバー情報は管理者にも見せない」、Skyのクライアント管理ソフト次期版の目玉機能を披露)。管理対象に専用のエージェントソフトをインストールして使う。システム管理者向けの運用管理ソフトでありながら、GUIの操作性やヘルプファイルを重視して、マニュアルなしでも使えることを目指している。

 インベントリー管理/ソフトウエア配布(システム情報やインストール済みアプリケーションの情報を収集して、資産管理や更新管理などに利用する機能)が中核。この上で、クライアントからの情報漏洩を防ぐための各種のセキュリティ機能(操作ログの監視、USBデバイスのアクセス制御など)を提供する。

 今回の新版では、BitLockerで暗号化したドライブの回復キーを個々のWindowsクライアントから収集して一元管理できるようにした。回復キーをサーバー側で管理することによって、解除パスワードや解除用USBメモリーを紛失した場合に備えることができる。回復キーは管理機から確認できる。