日立公共システムは2016年4月18日、官公庁や自治体などに向けて、Googleマップを組み込んだ地図アプリケーションを社内で運営できるようにするWeb APIサービス「Google Maps API プレミアムプラン」の販売を開始した。Googleマップの有償版ライセンスに当たり、イントラネット環境などの非公開サイトにも導入できる。

 Google Maps APIは、Googleマップの地図機能を外部から利用するためのインタフェースである。公開サイトであれば無料で利用できる「標準プラン」と、非公開サイトでも利用できる有償の「プレミアムプラン」の二つがある。プレミアムプランではさらに、アクセスが集中する災害発生時でも閲覧・操作できるという。日立公共システムは今回、このプレミアムプランのライセンスの販売を開始した。

 価格(税別)は、非公開サイト向けプランと公開サイト向けプランともに120万円から。販売目標は、2018年度までに100団体。ライセンスの販売に加えて、公共分野でのノウハウを生かし、Googleマップを活用した新たな地図サービスを官公庁・自治体を中心に提案していくとしている。