米Appleがパソコン向けOSの名称を「OS X」から変える可能性があると、複数の米メディア(MashablePCMagなど)が報じている。

 先月、「OS X 10.11.4」フレームワークのリソース内に「macOS」という文字が確認されたことが報じられ、同OSの名称変更の憶測が巡ったが、さらにその可能性を示唆する材料をApple関連情報サイト「9to5Mac」が見つけたという。

 Appleは現地時間2016年4月14日に、環境対策の取り組みに関するWebページを更新した。Q&A形式の同ページには、「tvOS」「iOS」「watchOS」と並んで「MacOS」の文字が記載されていた。なお問題の部分はすでにOS Xに差し替えられている。

 テレビ向けOSがtvOS、iPhoneやiPad向けOSがiOS、スマートウォッチ向けOSがwatchOSであることを考えると、Macパソコン向けOSがMacOSになるのは「筋が通っている」と9to5Macは述べている。

 AppleはOS Xの次期アップデート「OS X El Capitan 10.11.5」の開発者向け初回ベータ版を最近リリースしているので、すぐに改名するとは考えにくい。9to5Macをはじめ上記メディアらは、6月に開催されるであろう世界開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)で何らかの発表があるのではないかと見ている。