米Microsoftは現地時間2016年4月15日、プラグインを追加することなくWebブラウザーから「Skype」サービスを利用できるプラグインフリー版の「Skype for Web」をプレビュー公開した。同社のWebブラウザー「Microsoft Edge」で利用可能。

 プラグインフリー版Skype for Webは、Edgeブラウザーに組み込まれたリアルタイムコミュニケーション技術「ORTC API」により実現した。Windows 10(バージョン1511以降)を搭載するパソコンのEdge(EdgeHTML 13.10586以降)からSkype for Webにアクセスするだけで、同様にEdgeからSkype for Webを利用するユーザーと個人同士あるいはグループ間の音声およびビデオチャットを行える。相手が最新の「Skype for Windows」あるいは「Skype for Mac」を使っている場合は個人同士のやりとりが可能。

 Microsoftは、Edge以外のブラウザーにもシームレスな通話体験を広げたいとしており、米Googleの「Chrome」と米Mozillaの「Firefox」がH.264ビデオコーデックをサポートした際には、これらブラウザーにも対応させる予定という。

[発表資料(1)] [発表資料(2)]