情報処理推進機構(IPA)は2016年4月16日、4月17日に実施する春期の情報処理技術者試験について、九州地方全域で実施を中止すると発表した。4月14日から熊本を中心として九州地方で相次ぎ発生している地震を鑑み、受験者の安全面などに配慮した。IPAは4月15日に熊本試験地の中止を発表していたが、急きょ九州地方全域に拡大させた(関連記事:熊本県での実施中止、4月17日の情報処理技術者試験)。

 影響が出るのは九州7県の受験者8922人。8試験地(福岡、北九州、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島)の11試験会場での試験を中止する。

 8試験地の8922人と、「災害救助法適用市町村に該当する地域」を住所に登録している受験者には、 次回試験に振り替えるか受験手数料を返金する予定。手続き方法は後日郵送し、IPAの情報処理技術者試験センターのWebサイトにも公表するという。

情報処理推進機構(IPA)による発表