米Facebook傘下のInstagramは現地時間2016年4月14日、サービス内に新たにビデオチャンネルを追加すると発表した。まずは米国向けのサービスに新機能を追加し、その後世界各国のサービスで提供していくとしている。

 Instagramアプリの写真閲覧画面は主に、フォローしている人や自分の写真が表示される「Home(ホーム)」と、まだフォローしていない人の写真を閲覧したり、検索したりする「Explore(検索)」があるが、新機能は後者のExplore画面で提供する。

 Instagramによると、ビデオチャンネルは2種類ある。1つはInstagramのネットワークからユーザーの好きそうな作品を選んで表示する「Videos You Might Like」。もう1つは特定の話題について特集する「Featured」。

 これらはExplore画面内でほかのサムネイル画像とともに表示する。Instagramは、こうした新コンテンツが追加されるものの、Explore画面はこれまで同様にユーザーの好みに応じて写真やビデオを表示する、としている。もし気に入らないものがあれば「…」メニューから「See Fewer Posts Like This(このような投稿の表示を減らす)」をタップすれば、Explore画面の使い勝手が向上すると同社は説明している。

 Instagramは今年3月、Home画面におけるコンテンツの表示順序に変更を加えると発表したが、米TechCrunchによると、これを巡って多くのユーザーが困惑した。中には自分のフォロワーに対して「Turn on Post Notifications(投稿のお知らせをオンにする)」を設定するよう呼びかけた人も少なくなかったという(関連記事:Instagramがフィードの表示方法変更へ、好みの投稿を画面トップに)。

 今回のビデオチャンネルは、ユーザーがこれまで使い慣れてきたHome画面を変更するものではないため、そのアルゴリズムを使ったコンテンツ表示システムの利点が生かせるかもしれないと、TechCrunchは伝えている。

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