米Appleは、デジタルコンテンツ配信サービス「iTunes Store」で使えるクレジットを定額送金する機能「iTunes Allowances(iTunesアローアンス)」を現地時間2016年5月25日をもって終了すると発表した。

 iTunes Allowancesは、iTunes Storeのほか「App Store」および「iBook Store」でコンテンツ購入に利用できるiTunes Storeクレジットを、指定した相手に指定した金額で毎月自動送金するサービス。たとえば、親は毎月1日に一定額のiTunesクレジットが子どものApple IDに加算されるよう設定し、子どもは残高内で自由に音楽やアプリケーション、電子書籍などを購入できる。

 iTunes Allowancesは新規登録の受付を4月13日で終了しており、既存ユーザーの利用は5月25日までとなる。なお、iTunes Allowancesで受け取ったクレジットは消滅するわけではなく、受取人が使いきるまでApple IDに残される。

 AppleはiTunes Allowancesの代わりとして、iTunesコンテンツやアプリケーションなどを最大6人の家族で共有できる「Family Sharing(ファミリー共有)」を利用するよう促している。また、家族や友達にプレゼントをする場合には、一定の金額やコンテンツをギフトとして贈る「iTunes Gifts(iTunesギフト)」を勧めている。

[発表資料へ]