ピュア・ストレージ・ジャパンは2016年4月14日、オールフラッシュストレージ「FlashArray//m」のラインアップを拡充し、中堅中小企業に向く最安価モデル「FlashArray//m10」(写真)を発表、同日販売を開始した。重複排除および圧縮後の実効容量は12.5~25Tバイトで、価格は約500万円から。

写真1●FlashArray//m10の外観
写真1●FlashArray//m10の外観
(提供:ピュア・ストレージ・ジャパン)
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 FlashArray//mは、SSD(ソリッドステートドライブ)だけで構成したSAN接続型のブロックストレージアレイである(関連記事:Pure StorageがオールSSDストレージを刷新 拡張性が向上)。SSDに特化したソフトウエアによって、SSD/HDD兼用ストレージよりも性能が高いとしている。SSDへの書き込みを減らして実効容量を増やす機能としてインライン重複排除とデータ圧縮機能も備える。

 新モデルのFlashArray//m10は最安価モデルで、ストレージ容量は物理容量が5~10Tバイト、重複排除/圧縮後の実効容量が12.5~25Tバイト。これに対して、m10の上位に当たるm20は、物理容量が5~40Tバイト、実効容量は15~120Tバイト()。

表●FlashArray//mのラインアップ
TBはTバイト、GBはGバイト
モデル名//m10//m20//m50//m70
物理容量5~10TB5~40TB20~88TB44~136TB
実効容量12.5~25TB15~120TB60~250TB150~400TB
拡張シェルフ内蔵構成のみ対応
I/O性能
(32Kバイトブロック)
最大10万IOPS最大15万IOPS最大22万IOPS最大30万IOPS
帯域幅最大3GB/秒最大5GB/秒最大7GB/秒最大9GB/秒
レイテンシ平均1ミリ秒未満