「Kindle」の第8世代となる「Kindle Oasis」
「Kindle」の第8世代となる「Kindle Oasis」
(出所:Amazon.com)
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 米Amazon.comは現地時間2016年4月13日、電子書籍端末「Kindle」の第8世代となる「Kindle Oasis」を発表した。希望小売価格は289.99ドルから。日本国内での価格は3万5980円から。すでに予約注文を受け付けており、数週間以内に出荷を開始する。

 Kindleの新機種については、4月4日にJeff Bezos最高経営責任者(CEO)が自身のTwitterアカウントからツイートで登場を予告していた。その後、様々な情報が伝えられ、名称や画像などがリークした(関連記事:Amazon.comの新型Kindleは「Oasis」か、中国ECサイトから画像などリーク)。

 Kindle Oasisは背面が平らではなく、持ちやすさを考慮して段差のあるデザインになっている。本体サイズは縦143mm、横122mmで、最薄部は3.4mm。重さはWi-Fi接続専用モデルが131g、Wi-Fiに加え3Gに対応するモデルが133g。「他のKindle端末と比べ、平均30%薄く、20%以上軽い」としている。

 6インチのディスプレイは、解像度が第7世代「Kindle Paperwhite」および「Kindle Voyage」と同様の300ppi。LEDの数を従来より60%増やし、画面の明るさや見やすさを向上した。

 右手と左手どちらに持ち替えても、内蔵の加速度センサーにより、正しい方向に回転して表示する。どちらの場合も手元でページをめくるボタンを操作できる。

 バッテリー内蔵の革製カバーが付属し、これを接続すれば「バッテリー寿命が数カ月もつ」としている。カバーを付けた状態で無線をオフにして毎日30分読書した場合、1回の充電による連続駆動時間は最大8週間。米メディア(PCMag)の情報によると、Kindle Oasis単体のバッテリー寿命は最大2週間という。

 カバーを装着したKindle Oasisは実際の書籍のように開いて片手で支えることができる。カバーを開くとKindle Oasisが起動し、閉じるとスリープモードになる。カバーの重さは107g。

 Amazon.comサイト内の製品説明ページでは、Kindle Oasis発表時点で出荷予定は「4月27日」となっている。

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