図●操縦者養成スクールの開校予定地
図●操縦者養成スクールの開校予定地
(出所:NECフィールディング)
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 NECフィールディングは2016年4月13日、ドローンの活用を支援するサービス「ドローン(マルチコプター)活用サポート」を開始した。機種選定のコンサルティングから機材の販売、機材の保守、操縦者訓練、運用などをトータルで支援する。売上目標は3年間で30億円。操縦者の教育や訓練を担当するインストラクターの育成計画は3年間で100人。

 ドローン機材は、低価格の空撮用(15万円)から航空レーザー測量用途に利用する機体(3000万円)まで、幅広い価格帯で提供する。購入前相談やデモンストレーションによって、ユーザー企業の利用用途に合った機種を選定して販売する。バッテリーやプロペラなどの消耗品も、同社が運営するECサイト「い~るでぃんぐ」で購入できる。購入した機材の点検・保守サービスも提供する。

 ドローンの運用に当たっては、ユーザー企業側の操縦者を教育・訓練するサービスを提供する。全国8カ所で操縦者養成スクールを開校する()。養成スクールでは、一般社団法人日本マルチコプター安全推進協会(JMSA)、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)、DJI JAPANがそれぞれ認定するコースを用意した。養成スクールを受講して終了試験に合格することで、社団法人やベンダーのライセンスを申請できる。

 ドローンの操縦を含めてNECフィールディングに運用をアウトソーシングすることもできる。ユーザーに代わって、熟練した技術者による空撮や測量などの運用サービスを利用できるとしている。