クラウドストレージサービスの米Boxは現地時間2016年4月11日、企業や組織がデータを保存する場所(国)を選べるクラウドストレージサービス「Box Zones」を発表した。米IBM、および米Amazon.comのクラウド事業Amazon Web Services(AWS)と提携し、ドイツ、アイルランド、シンガポール、日本向けに提供する。

 Box Zonesにより、個人情報保護に関する規制が障害となってグローバルなクラウドストレージ導入が困難だった企業や組織は、共有データの保存場所について懸念することなく、Boxの管理機能を利用して価値あるコンテンツの標準化が行えるとしている。

 Box Zonesでは、IBMの「IBM Cloud Object Storage」とAWSの「Amazon S3」クラウドインフラを利用する。

 Boxは、将来的に欧州およびアジアの他の国々にもBox Zonesを拡大し、新たなパートナーシップも結んでいきたいとしている。

[発表資料(Boxの公式ブログ)]
[発表資料(IBMのプレスリリース)]
[発表資料(AWSの公式ブログ)]