ドイツBMWは現地時間2016年4月8日、米ワシントン州シアトルでカーシェアリングサービス「ReachNow」を開始すると発表した。

 BMWはこれまでReachNowのパイロットプログラムをシアトルで実施していたが、結果が上々だったことから正式サービスへの移行を決定したという。サービス開始段階で「BMW i3」「BMW 3 Series」「MINI Cooper」など370台を用意する。

 またReachNow事業の北米拠点をシアトルに設置し、年内にさらに3都市にサービスを拡大する。北米10都市での展開を目指す。

 ReachNowは、iOSとAndroid対応の専用アプリケーションから「わずか2分以内で」登録手続きが行える。同アプリケーションで、近くにある使用可能なReachNow車を探し、手軽に予約できる。使い終わったら、指定エリア「Home Area」内の合法的駐車スペースであれば、どこでも乗り捨てが可能。

 ReachNowの登録手数料は39ドル。利用料(保険料、燃料代、駐車料金など含む)は最大3時間が50ドル、最大12時間が80ドル、最大24時間が110ドルとなっている。1分超えるごとに0.41ドル加算される(駐車中は0.30ドル)。

 なおシアトルでは、ドイツDaimlerがカーシェアリングサービス「Car2Go」を3年前から展開しており、すでに広く利用されている。登録手数料や利用料はReachNowとほぼ同様という(米Seattle Timesの報道)。

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