「i-FILTER」とFireEyeの新方式の連携概要図
「i-FILTER」とFireEyeの新方式の連携概要図
出所:デジタルアーツ

 デジタルアーツは2016年4月6日、企業・官公庁向けWebフィルタリングソフト「i-FILTER(アイフィルター)」において、米FireEye社のWebセキュリティ製品「NX/CM」シリーズとの連携オプションを強化すると発表した。フィルタリングのデータベース登録をプッシュ型にすることで、即時的な通信ブロックを可能にした。6月末から提供開始する。ライセンス価格(税別)は、1000ライセンスの場合でi-FILTERが年間198万7000円、FireEye連携オプションが同119万2000円。

 同社では、2014年12月からNX/CMシリーズとの連携オプションを販売している。今回、データベース登録における連携方式を、i-FILTERがFireEyeのアラートを定期的に収集するurllist方式から、FireEyeが最新アラートを自動的に提供するNotification方式に切り替える。これによりタイムラグのない脅威情報をi-FILTER利用者に提供でき、即時的な通信ブロックと、Web上の複合型の高度な脅威による機密情報の漏えい防止が可能になる。4月5日発売の新製品「FireEye NX Essentials」にも対応予定。

 NX/CMシリーズは、単機能型や次世代型のファイアウォール(NGFW)、IPS、アンチウイルス、Webベースの攻撃を防ぐ脅威対策プラットフォーム(TPP)。C&Cサーバー(コマンド&コントロールサーバー:マルウエアに感染した後、攻撃者の指揮のもと他のコンピューターへの指揮・制御の役割を担うサーバー)へのコールバック通信をリアルタイムで検知して通信をブロックできる。

[デジタルアーツのWebサイト]