LANDesk Softwareは2016年4月1日、クライアント管理スイートの新版「LANDESK Management&Security 2016」を発表、同日提供を開始した。新版では、構成要素の一つでIT資産管理ソフトの「LANDESK Management Suite 2016」において、MDM(モバイルデバイス管理)機能を追加した。さらに、パッチ管理ソフトの「LANDESK Security Suite 2016」において、MacやLinuxへの対応を強化した。

 Management Suiteは、IT資産管理を主な目的とした、インベントリー管理/ソフトウエア配布ソフト。個々のクライアントパソコンにインストールされているソフトウエアの種類やバージョンといったインベントリー情報を収集して管理し、必要に応じてソフトウエアをクライアントパソコンに配布して反映する。これにより、クライアント管理コストを削減する。ひな型となるクライアント構成をイメージとして作成し、これを複数のクライアントパソコンに反映するといった使い方も可能。

 新版では、スマートデバイス(Android/iOS)を管理するMDM機能を追加したという。管理コンソールからスマートデバイス用の管理ポリシーを作成し、スマートデバイスに適用できる。Management Suiteの1ユーザーライセンス当たり2台までのスマートデバイスを追加料金無しで管理できる。

 Security Suiteは、ウイルス対策やパッチの適用に特化したインベントリー管理/ソフトウエア配布ソフトである。セキュリティーポリシーと個々のクライアントパソコンのインベントリー情報(ウイルスパターンファイルのバージョンや、パッチの適用状況)を元に、ウイルス対策やパッチの適用を自動化する。新版では、パッチを自動で適用できるOSとしてMacやLinuxへの対応を強化したとしている。