ケイ・オプティコムは2016年4月1日、クラウドソーシングを活用した動画チャット通訳サービス「クラウド通訳」のサービストライアルを兵庫県豊岡市の城崎温泉エリアで4月4日に開始すると発表した。

 豊岡市においても海外からの旅行者が急増しているが、旅行者も店舗側も「言葉が通じないこと」が不便さを感じる要因となる。しかし、一般的な通訳サービスは料金が高額だ。今回のサービスは、こうした課題をクラウドソーシングで解決し、安価な通訳サービスの実現を目指す。トライアルでは、豊岡市役所および城崎温泉観光協会の協力を得て、城崎温泉エリアで実施する。

 2015年に、ケイ・オプティコムは、城崎温泉の外湯にインバウンド対応に欠かせないWi-Fi環境の光回線整備を実施した。トライアルでは、このWi-Fiスポットを活用して、クラウドソーシングによる通訳サービスの実現性を検証する。

 このトライアルでは主婦向けクラウドソーシングプラットフォームを運営するうるるがクラウドワーカー(通訳者)の教育・管理・運営を担う。また「クラウド通訳」に接続する動画チャットには、FacePeerが提供するWebRTCプラットフォームを利用する。

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