日本航空(JAL)の植木義晴社長は2016年4月1日、午前中に発生したシステム障害を受けて「必ず早期に原因を究明し、二度とこのようなことがないようにする」と回答した。入社式に出席した際、本誌の取材に応じた。

 国内線と国際線で共用する重量管理システム「Netline Load」は4月1日の午前7時48分ころに不具合が発生、午前9時40分ころに再稼働した(関連記事:JALでもシステム障害、重量管理システムの不具合で遅延・欠航相次ぐ)。国内便に影響しており、午前11時00分現在で46便が欠航。「欠航便は今後発生しない見込み」(JAL広報)だが、羽田発岡山行きが55分遅れるなど多数の便で遅延が発生している。

 植木社長は「多大な迷惑をかけていることをお詫びしたい」と謝罪。「不具合の原因は調査中だが、システムが再稼働したので遅延は徐々に解消していくだろう」と話した。