日本航空(JAL)で2016年4月1日午前7時48分ころにシステム障害が発生し、国内線で欠航や遅延が発生している。システムは午前9時40分に再起動し復旧した。
不具合が発生したのは飛行機内の重量バランスなどを計算する「重量管理システム」。性能が劣るサブシステムに処理を移したため、出発準備が遅れたという。システムは午前9時40分に再起動して復旧。JAL広報によれば午前10時現在で46便が欠航、多数の便が遅延しているという。
航空関係システムのトラブルが続いている。全日本空輸(ANA)は2016年3月22日に国内線旅客システムでトラブルを発生させ、合計539便が欠航・遅延し、約7万2100人が影響を受けた。ANAは3月30日に障害の経緯や原因を発表している(関連記事:ANAシステム障害の原因判明、シスコ製スイッチの「世界初のバグ」でDBサーバーがダウン)。