図●FUJITSU Managed Infrastructure Service 仮想デスクトップサービス V-DaaSの概要
図●FUJITSU Managed Infrastructure Service 仮想デスクトップサービス V-DaaSの概要
(出所:富士通)
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 富士通は2016年3月31日、仮想デスクトップをクラウド型で提供する「FUJITSU Managed Infrastructure Service 仮想デスクトップサービス V-DaaS」()について、現在の館林データセンター(群馬県館林市)に加えて4月1日から明石データセンター(兵庫県明石市)でも提供すると発表した。

 V-DaaSは、シンクライアントから遠隔操作する仮想デスクトップの環境をクラウドサービスの形態で提供する。データセンター上でVDI(デスクトップ仮想化)ソフト「VMware Horizon」を動作させ、社員ごとに独立した仮想マシンとクライアントOSを組み合わせた仮想デスクトップを提供する。オプションで、Windows Serverを複数ユーザーで共有する使い方も可能だ。

 2014年10月から、館林データセンターでV-DaaSを提供してきた。16年4月からは明石データセンターでも提供する。サービスメニューと価格(税別)はどちらのデータセンターでも同じで、初期費用が20万円から、利用料金が仮想デスクトップ20台で月額10万2000円から。販売目標は、2016年度(2017年3月期)末までに10社8000人。

 データセンターが2カ所に増えたことから、これらを同時に使ったDR(災害時復旧)サービス「V-DaaS基本サービス ICT災害対策付」もメニュー化した。館林または明石データセンターで稼働している仮想デスクトップを、もう一方のデータセンターでバックアップしておき、有事の際にバックアップデータからV-DaaSの利用環境を復元するサービスである。明石データセンターでの提供に合わせて4月1日から開始する。価格は、初期費用が24万円から、利用料金が仮想デスクトップ60台で月額23万4000円から。