日本マイクロソフトは2016年4月の中旬から、日本オラクルのデータベース(DB)ソフト「Oracle Database」から、日本マイクロソフトのDBソフト「SQL Server 2016」への乗り換えを促進するプログラムを提供する。

 米マイクロソフトは3月10日(現地時間)にOracle DatabaseからSQL Server 2016に乗り換える場合、ソフトウェアアシュアランスへの加入などを条件にライセンス費用を無償とするプログラムを発表していた。米国の発表と同時に日本マイクロソフトは「日本でも提供予定」としていたが、詳細は公表していなかった。

 4月中旬から提供を始めるプログラムは、米国と同様の「無償ライセンス提供」にはならない見込みだ。SQL Serverのパートナー企業が、SQL Serverのライセンス費用、DBの移行サービス、トレーニングなどをまとめたプログラムを設定する。

 ライセンスが無償にならないのは、日本ではSQL Serverが間接販売であり、価格の決定権が日本マイクロソフトにないためだ。「サービス込みの費用で、競争力のある価格設定になるだろう」(日本マイクロソフト)という。

 米国ではプログラムの提供期限を「6月まで」としているが、日本では「当面は期限を設けない予定」(同)である。