米Googleは現地時間2016年3月30日、仮想現実(VR)コンテンツを手軽に埋め込むためのツール「VR Views」を発表した。開発者は360°動画および写真にインタラクティブな機能を追加し、簡易型VRヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Cardboard」 に組み込んだAndroidやiPhoneなどのiOS搭載機器、あるいはパソコンのWebブラウザーで楽しめる形に変換できる。

 ネイティブアプリケーションにVRコンテンツを埋め込む場合は、Cardboard用ソフトウエア開発キット(SDK)の最新版を使って、数行のコードを追加すればよい。Googleは同日、iOS版Cardboard SDKの提供を開始した。

 Web開発者向けには、ソースコード共有サービスの「GitHub」でHTMLとJavaScriptを公開した。Webサイトにiframeを加えるだけの手軽さでVRコンテンツを表示できるとしている。

[発表資料へ]