フジテレビジョンは2016年3月31日、データ放送で提供している地震や津波に関する情報に関して、従来の日本語表記に加えて英語表記での提供も同日に開始したと発表した。

 震度3以上の揺れが観測された地震が発生した場合、震源地および震度を記載した地図とともに、震度3以上の地域の名称を英語で提供する。直近に発生した地震のアーカイブ情報も英語で表示する。大津波警報・津波警報・津波注意報が発表された場合に英語で表示されるのは、対象地域における津波の到達予想時刻や津波の高さ予想である。沖合や沿岸での津波観測値も英語で見ることができるようにする。

 フジテレビは2014年夏に災害情報の英語表記の準備を開始した。気象庁からの情報をリアルタイムに自動翻訳し表示するシステムを開発し、このたび実用化に至った。今後、英語以外の言語での提供や、災害情報のさらなる充実など、サービスの向上を目指していく方針という。