ジャパンケーブルキャスト(JCC)は2016年3月30日、同社がMVNEとして提供する「JC-mobile」を使ったMVNOサービスとして、山梨CATVが「ふるーつモバイル」を開始すると発表した。山梨CATVの加入者は、月額基本料600円(データ500kbpsプランのみ)あるいは同1300円(データ500kbpsプラン+音声通話オプション)からのセット料金で、このサービスを利用できる。

 JC-mobileは、MVNEとしてJCCがケーブルテレビ局に提供するサービス、およびJCCの関連会社であるJ.COTTが法人向けに提供するMVNOサービスの総称である。

 JCCは、日本ケーブルテレビ連盟が推進するケーブルテレビ事業者のMVNOサービスである「ケーブルスマホ」をサポートしている。その一方で、データ高速通信部分については、フリービットのMVNO支援パッケージサービス「freebit MVNO Pack」を採用するなどしてJC-mobileサービスを組成し、SIMカードを提供する。SIMフリー端末、端末保証サービス、通話サービス、FMCサービスの提供とこれらを一括した課金処理など、ケーブルテレビ局がMVNOサービスを提供するのに必要なサポートをトータルで提供する。

 特徴については、サービスごとにSMS(課金管理システム)を改修するのではなく、「JCCが提供する課金インタフェース基盤と連携することで、JC-mobileや光コラボ、ひかりTV with CATVなどをSMSで一元的に管理できる」ことを挙げる。

 同日、フリービットは、「freebit MVNO Pack」がジャパンケーブルキャストのJC-mobileに採用されたことを発表している。

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