楽天は2016年3月28日、ドローンの開発を手掛ける自律制御システム研究所に出資すると発表した。同社は千葉大学 特別教授の野波健蔵氏が2014年に設立したベンチャー。楽天が計画する、ドローンを使った宅配サービス向けの機体開発を進める。

 既に楽天は、自律制御システム研究所の開発したドローンを使って、千葉県のゴルフ場で実証実験に取り組んでいるという。2016年5月には、ゴルフ場の利用者に飲み物などを届けるサービスを始める考えだ。

 楽天は出資額の詳細は明らかにしていないが、自律制御システム研究所は、投資ファンドの東京大学エッジキャピタルからも出資を受け入れている。楽天と東京大学エッジキャピタルの出資額の合計は7億2000万円。