米Appleが2017年に発売するiPhoneは、AMOLEDディスプレイを搭載し、本体素材がガラスになる見通しだと複数の米メディアが現地時間2016年3月27日までに報じた。AppleはiPhoneの本体デザインを現行の6シリーズや、2016年秋に発売するモデルから大幅に変更する計画だという。

 これは、Appleの新製品やその発売時期を独自の調査で当ててきたことで知られる台湾KGI証券のアナリスト、Ming-Chi Kuo氏が自身の調査ノートで言及したもの。この調査ノートについて最初に報じた米9to5Mac米MacRumorsによると、AppleはiPhoneの2017年モデルの本体素材について今後、ガラス、プラスチック、セラミックのいずれかを選択する。だが製造技術の都合から最終的にガラスを選ぶことになると、Kuo氏は報告している。

 本体ケースは前面、背面ともにガラス素材で、側面は金属フレームが用いられる見通し。構造設計はiPhone 4/4Sに似ているという。ただし、曲面ディスプレイやカーブしたガラスが使われる点が異なるとKuo氏は報告している。このほか画面にはAMOLEDディスプレイが採用され、サイズは5.8インチと、5.5型よりも大きくなるが、ベゼルが狭くなるため本体は現行の6 Plusシリーズより小さくなるとしている。

 さらにiPhoneの2017年モデルはワイヤレス充電機能が備わる見通し。かねて、Appleは長距離ワイヤレス充電技術を開発しているとの観測が出ていたが、これについてKuo氏は今回の調査ノートで言及しなかった。また同氏は、2017年モデルには現行の指紋認証に加え、顔認証あるいは虹彩認証といった別の生体認証機能が搭載されるとも報告している。