米Googleは現在、動画中継アプリケーション「YouTube Connect」を開発中だと、複数の米メディア(The VergeやUSA TODAYなど)が現地時間2016年3月23日に報じた。
これを最初に伝えた米VentureBeatによると、同アプリケーションはAndroidだけでなく、iOS向けにもリリースされるという。
YouTube Connectは、米Twitterが昨年3月にリリースした単体アプリケーション「Periscope」(関連記事:Twitter、ライブ動画配信アプリ「Periscope」を発表、iOS版を公開)や、米Facebookが昨年12月からのテストを経て今年一般公開した「Live Video」機能(関連記事:Facebook、動画のライブ中継機能をAndroidでも提供)と同様に、モバイル端末から手軽にライブ動画をストリーミング配信できる。
GoogleアカウントもしくはYouTubeアカウントでログインし、すぐにライブ中継を始められる。中継動画は、アプリケーション内で視聴できるほか、YouTubeサイトからも見られる。チャットやタグ付け機能などに加え、友達やYouTubeの登録チャンネルから配信される最新の中継クリップを表示する「ニュースフィード」も備える。中継終了後に保存して、あとから動画を再生することも可能。
ただし、FacebookやTwitterで手軽に中継クリップを共有する手段は今のところないという。
YouTube Connectは、Googleが5月半ばに開催する開発者向けイベント「Google I/O」の前にリリースされると、VentureBeatは見ている。
米PCWorldは、GoogleがFacebookやTwitterとの共有手段を実装しないままYouTube Connectを公開するとは考えにくいと指摘している。