ヤフーは、「福岡 ヤフオク!ドーム」で開催される福岡ソフトバンクホークス主催のパ・リーグ公式戦およびセ・パ交流戦の一部観戦チケットを、オークション形式や価格変動形式で販売する実証実験を行うと2016年3月22日発表した。

 オークション形式のチケットは、同社が運営するオークションサイト「ヤフオク!」を通じて、入札者によって価格決定される仕組みで販売する。通常では入手困難な超人気席種を各試合10席程度出品する。3月29日のライオンズ戦から同日出品開始した。

 価格変動形式チケットは、天候やリーグ内の順位、座席位置など、複数のデータをシーズン中にリアルタイムで分析して価格決定する。6月10日の巨人戦以降、各試合数十席程度のチケットを販売する見通し。同社が運営する電子チケットサービス「PassMarket」上で販売する予定。なお、チケットの発行は、両形式ともPassMarket上で行う。

 同社によると、宿泊施設予約や航空券販売では需要に応じた価格変動が一般的となっており、更にITを活用すればよりリアルタイムでマッチングできることから、スポーツやエンターテインメントの分野にも適応拡大した。興行主は人気に応じた適切な収益を獲得でき、生活者は人気のチケットを確実に入手しやすくなると予想されるという。

「PassMarket」のホークス戦チケット販売ページ
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