ソシオネクストは2016年3月23日、日本放送協会(NHK)との共同研究にて、HEVC符号化方式に対応した8K映像のデコードを1チップで処理可能なLSIである「SCH801A」を開発し、試験用ストリームデータによるデコード動作の確認に成功したと発表した。同社は2016年11月に「SCH801A」の量産および出荷を開始する予定である。

 今回開発した「SCH801A」は、超高精細度テレビジョン放送の映像符号化方式であるHEVC符号化方式に対応した8K 60p映像のデコードを1チップで行う。外部インターフェースとしてPCI Express Gen2を1レーン、HDMI2.0-Txを4チャンネル搭載する。

 ソシオネクストは2016年4月18日から同21日まで米国ラスベガスで開催される放送機器展の「NAB SHOW」にて、「SCH801A」を用いた8K映像デコード動作の展示を予定する。

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