写真●「オフィスグリコ」のイメージ。オフィスに菓子入りの箱を設置し、取った分だけ貯金箱にお金を入れる
写真●「オフィスグリコ」のイメージ。オフィスに菓子入りの箱を設置し、取った分だけ貯金箱にお金を入れる
(写真提供:江崎グリコ)
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 江崎グリコは2016年3月22日、新会社グリコチャネルクリエイトを6月1日付で設立すると発表した。同社の事業所向け置き菓子販売の「オフィスグリコ事業」(写真、関連記事:1個100円の「置き菓子」商法実現、捨てる発想でブルーオーシャンへ)と、百貨店などに入居して高級菓子を販売する「直販店舗事業」について、両事業を会社分割の形で新会社に承継させる。

 会社分割の目的は、「直販事業を統合的に運営する体制を構築することで、事業運営の効率化及びサービス水準の向上、並びに事業規模の拡大を追求するため」としている。

 新会社の資本金は8000万円で、江崎グリコが全額出資する。承継する2部門(オフィスグリコ事業・直営店舗事業)合計の売上高(2015年3月期)は62億7600万円で、全社売上高の4.0%を占めるまでに育った。分社化を機に更に直販チャネルを拡大することを狙う。

江崎グリコの発表資料