写真1●NECが開催した交流イベント「NEC Innovator's Lounge 001」
写真1●NECが開催した交流イベント「NEC Innovator's Lounge 001」
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写真2●イベントの冒頭に企画されたパネルディスカッション
写真2●イベントの冒頭に企画されたパネルディスカッション
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写真3●共創型ワークショップスペースでは、NECの新規事業が紹介された
写真3●共創型ワークショップスペースでは、NECの新規事業が紹介された
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 NECは2016年3月17日、イノベーションをテーマに、社員と社外の関係者が交流するイベント「NEC Innovator's Lounge 001」 を開催した。同イベントには、NEC社員と、社外からの招待者合わせて約100人が参加した(写真1)。

 今回のイベントは、NEC社内の事業イノベーション戦略本部が推進するイノベーション創出支援活動の一環である。

 同本部はこれまで「社内ビジネスコンテストの開催」「共創型ワークショップスペースの設置」「デザインセンターの開設」などを進めてきた。こうした“器”を用意する活動に加えて「社員や社内文化の変革」が重要ではないかと想定し、きっかけとして社外の関係者との交流会を開催することにした。社外の関係者として、ベンチャー企業の経営者や社内起業家、投資家らが招かれた。

 招待講演者として、本田技研工業のシリコンバレー拠点であるHonda Silicon Valley Labの杉本直樹氏や、クアルコムジャパン特別顧問で新興企業の会津電力副社長やカブク社外取締役を務める山田純氏が登壇。それぞれ「自動車会社による、シリコンバレーを舞台とした事業開拓」「大企業(クアルコム)による買収・出資や、電力会社の創業」といった、自らの新事業推進体験を共有した(写真2)。

 パネルディスカッションには、経済産業省で新事業支援を推進する石井芳明氏(経済産業政策局 新規産業室 新規事業調整官)が登壇。イノベーションを推進する企業の経営者による「イノベーション100委員会」の活動などを紹介した。

 イベント向けに開放された共創型ワークショップスペースでは、カゴメと共同で進めている、ビッグデータを活用したトマト栽培の紹介など、オープンイノベーション活動を紹介していた(写真3)。