米Amazon.comは、電子書籍端末「Kindle」について、旧モデルのソフトウエアを2016年3月22日までにアップデートするよう呼びかけている。同日までにアップデートしないと、それ以降端末からKindleのサービスを利用したり、ソフトウエアを無線LAN(Wi-Fi)や携帯電話回線(3G)経由でアップデートしたりできなくなるという。その場合はパソコンでAmazonのWebサイトからアップデートソフトウエアをダウンロードし、USBケーブル経由でKindleに転送する必要がある。

 アップデートの対象となるのは2012年以前に発売された8モデル。AmazonはWebサイトにモデル名を掲載している(米国サイト日本サイト)。

 その多くは「Kindle 2nd Generation」や「Kindle 5th Generation」など日本未発売のモデルだが、Amazon.comは当時これらのモデルを米国から輸出販売しており、日本向けにも出荷していた。また、2012年に日本で発売された「Kindle Paperwhite(第5世代)」も今回のアップデートの対象となっている。このモデルは本体背面に大きなKindleのロゴが付いている。

 アップデートの方法は、Kindleを電源に接続し、ホーム画面のメニューから「同期してアイテムをチェック」または「アイテムを同期」を選択する。一部の端末は3G対応モデルであってもW-Fiに接続する必要がある。またKindle 2nd Generationなどの3G接続のみのモデルは、Menuボタンを押し、「Turn Wireless On」を選択して3Gに接続した後、再びMenuボタンを押し「Sync & Check for Items」を選択する。

 なお2013年と2015年に発売された「Kindle Paperwhite(第6世代)」「Kindle Paperwhite(第7世代)」、2014年に発売された「Kindle(第7世代)」と「Kindle Voyage(第7世代)」は今回のアップデートは必要ない(関連記事:Amazon.com、Kindleで好みの本を見つけやすく、2月中に自動更新:ITpro)。