フィットネス用スマートウオッチを手がける米Fitbitは現地時間2016年3月17日、米Amazon.comの音声認識サービス「Alexa」への対応を明らかにした。「Fitbit Blaze」や「Fitbit Alta」を含むFitbit製品のユーザーは、専用アプリケーションを操作することなく、音声で健康・運動関連のデータを確認できる。

 AlexaはAmazon.comの家庭用音声アシスタント端末「Amazon Echo」などに採用されているクラウドベースの音声認識サービス。Amazon.comは今年2月、サードパーティーにもAlexaへのアクセスを提供するとして、ハードウエアやソフトウエアとAlexaを連係させるためのAPIやソフトウエア開発キット(SDK)を公開した(関連記事:Amazon.com、音声アシスタント「Alexa」をサードパーティーに公開)。

 Amazon Echoをはじめ、Alexaを搭載している「Amazon Fire TV」「Fire TV Stick」「Echo Dot」「Amazon Tap」などを導入しているFitbitユーザーは、例えば仕事から帰宅して玄関に入ったときに、その日の歩数を音声で尋ね、夕飯前に少し歩く必要があるか判断できる。睡眠状態、アクティブ時間、消費カロリーなども音声で簡単に確認できる。

 なお、Fitbitはすでに米Microsoftの音声認識プログラム「Cortana」もサポートしている。

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