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 米Microsoft傘下のSkypeは現地時間2016年3月14日、「Skype for Web」から携帯電話や固定電話に通話発信できるようにしたと発表した。

 Skype for Webは、SkypeアプリケーションをダウンロードしていないパソコンでもWebブラウザーからSkypeの無料通話を利用できるサービス。昨年6月よりベータ提供を行っている(関連記事:「Web版Skype」が世界で利用可能に、ChromebookとLinuxはIMのみ対応)。

 携帯電話および固定電話に対応したことで、Skype for Webから手頃な通話料で国際電話をかけられるようになる。Skype for Webで「Call Phones(電話に通話)」タブを開き、相手の国または地域を選択したのち、電話番号を入力して通話ボタン(受話器マーク)をクリックすればよい。

 通話料金の支払いは、月額プランを購入するか、Skypeクレジットで決済する。

 Skype for Webでは、ほかにもいくつか強化を図った。チャットの相手が「YouTube」ビデオのURLを共有した場合、Skype for Webの会話画面で直接ビデオを再生できる。音量調節やフルスクリーン表示なども行える。

 また、固有のリンクを共有することでSkypeアカウントを持たないインターネットユーザーでもチャットに招待できる機能を実装した。同機能は昨年10月に一部地域で提供を開始し、すでにWindowsパソコン向けSkypeで利用可能になっていた(関連記事:Skype、固有リンクを共有して非Skypeユーザーも会話に招待可能に)。

 そのほか通知機能も追加し、Skype for Webにログインしている状態であれば、他のWebページやアプリケーションで作業をしていても通話やメッセージの受信通知が表示される。

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