Credit: McDonald's
Credit: McDonald's

 ハンバーガーチェーン大手の米McDonald'sは現地時間2016年2月29日、「Happy Meal」(日本の「ハッピーセット」)の箱を組み立て直して簡易型仮想現実(VR)ヘッドマウントディスプレイ(HMD)として使える「Happy Goggles」をスウェーデンで展開すると発表した。

 スウェーデンでのHappy Meal提供30周年を記念して、児童心理学者らと協力して開発したという。Happy Mealには通常、小型玩具が付くが、「Happy Mealを近代化する試みとして、デジタル体験を追加する」としている。

 Happy Gogglesを作るには、まずHappy Mealの紙製の箱から付属のレンズパックを取り出し、箱を解体する。不要部分を除いて折りたたみ直し、レンズパックを挿入してスマートフォンを組み込むと、米Googleのダンボール製VR HMD「Google Cardboard」のようなヘッドセットが完成する。組み立て方を説明するビデオを「YouTube」で視聴できる。

 米メディアの報道(PCWorld)によると、Happy Gogglesは3月5日から3月12日まで、スウェーデンのMcDonald's14店舗において3500個限定で提供する。

 またMcDonald'sは、Happy Gogglesで楽しめるVRスキーゲーム「Slope Stars」をリリースする。3月4日より、Happy Goggles専用サイトを通じてダウンロードできる。

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