日立ソリューションズは2016年3月1日、データベースサーバーソフトのOracle Databaseをクラウド型で利用できる「Oracle Database Cloud Service」について、同クラウドサービスの導入を支援するSIサービスを3月7日に開始すると発表した。(1)クラウド環境の構築、(2)マイグレーション、(3)バックアップ環境の構築、の3サービスで構成する。

 (1)「オラクルクラウド コンシェルジュサービス」は、ユーザーのシステム要件に合わせてOracle Database Cloud Serviceのシステム構成を選定し、環境構築を行う。簡単な手順書を作成し、使い方を説明する。価格(税別)は、60万円から。

 (2)「オラクルクラウド アテンダントサービス」は、オンプレミス環境からクラウド環境(Oracle Database Cloud Service)へとデータベースを移行するサービスである。価格は個別見積もり。

 クラウドを試験環境として活用する用途にもアテンダントサービスは利用できる。例えば、Oracle Databaseの新機能の検証、SQLチューニング、パッチを適用した場合の影響範囲の検証などを実施し、結果をオンプレミス環境に反映するサービスを受けられる。

 (3)「オラクルクラウド バックアップ遠隔地保管サービス」は、データベースのバックアップ環境をクラウド上に構築するサービスである。「Oracle Database Backup Cloud Service」を利用する。バックアップ先として海外データセンターを利用し、遠隔地保管を実現する。価格は個別見積もり。