メタデータは2016年2月29日、多対多マッチングのソフトウエア製品「xTech(エックステック)」を発売した。アルゴリズムの工夫で処理を高速化し、他の技術では2週間かかる10万対10万のマッチングを数秒で処理できるようにしたという。既に2社への納入が決まっているほか、EC事業者や金融事業者向けの導入を目指す。

 xTechを導入する2社のうち、サービス事業者は「高実績ユーザーと類似したユーザーの特定、数百万人から有望な潜在顧客の抽出」、人材派遣事業者は「人材派遣ビジネスにおける人材と仕事のマッチング」での利用を想定している。このほか、ECサイト事業者なら有望顧客の抽出、金融事業者なら融資審査自動化、投資シミュレーション、ポートフォリオ最適化などに使えるという。メタデータの資本業務提携先であるエイジアは、同社のマーケティングオートメーション「WEBCAS Auto Relations」の次期開発版へのxTechの搭載を目指している。