JSOLは2016年2月26日、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のパートナープログラム「APNパートナー」へ参加し、AWS関連ビジネスを強化すると発表した。欧州SAP製品を始めとするERP(統合基幹業務システム)、SaaS、CSV(コンピュータ化システムバリデーション)など、同社の得意分野を中心に、AWS活用を進める。

 SAP ERP、およびNTTデータ・ビズインテグラルのERPパッケージ「Biz ∫ (インテグラル)」を対象に、AWS上でERPソリューション向けのインフラテンプレートを整備済み。今後、業務テンプレートのインフラ部分をパターン化し、AWS上での構築を手順化。Amazonマシーンイメージ(AMI)、運用手順などで構成するインフラテンプレートとしてまとめ、ERPパッケージのAWSへの展開をスピードアップする。

 APNパートナープログラムへの参加を機に、AWS上のSAPシステムの技術研修などを行うパートナーの取り組み「SAP on AWS CoE(Center of Excellence)」にも参画する。

 APNプログラムは、SI向けの「コンサルティングパートナー」とISV向けの「テクノロジーパートナー」がある。コンサルティングパートナーはAWSの活用実績などに応じ、レジスタード、スタンダード、アドバンスド、プレミアムと上位カテゴリへ進む。今回JSOLはスタンダードになった。2016年2月現在、日本のコンサルティングパートナーには、約130社が名を連ねる。