愛媛県松山市などをサービスエリアとする愛媛CATVは、iPad ProのWi-FiモデルについてAppleと組んで共同プロモーションする計画で準備を進めている。日本ケーブルテレビ連盟が事業者を集めて2016年2月24日に開催した「業界連携MVNO春商戦説明会」において、日本ケーブルテレビ連盟 無線利活用委員会のMVNO営業・プロモーションタスクチームの白石成人タスクチーム長(愛媛CATV常務取締役)が報告した。

 Apple社の商品について、「利用者のニーズが高い。しっかりと扱えるようにしたい商材の一つ」と位置付ける。そのうえで、「Appleと名前を連ねて、公式に訴求できることが大きなポイント」と今回の取り組みを紹介した。

 インターネットサービスやテレビサービスなど、ケーブルテレビならではの有線系各種サービスと連携したプロモーションを展開する計画。また、愛媛CATVの親会社である愛媛新聞の電子版お試し読みをセットにした商品も用意して、プロモーションしていくことも予定していう。

 日本ケーブルテレビ連盟では、愛媛CATVとの共同プロモーションをきっかけに、他のエリアのケーブルテレビ局へと横展開を図りたい考え。白石タスクチーム長は、「Appleとケーブルテレビ業界のパートナーシップが推進されると、我々が思う一方的な到達地点だが、iPhoneも扱えるようになればありがたい。その足がかりになれば」(白石タスクチーム長)とした。