日本BS放送(BS11)は2016年2月24日、「2016年4月改編記者発表会」を開催した。常務取締役の小野寺徹氏は、「平日プライムタイムの改編率は97.6%。土曜日と日曜日のプライムタイムを合わせても70%の改編率になる」と大幅な改編を行うことを報告した。

 小野寺氏は、「BS11は面白いテレビ局になることを目指している。この目標の達成に向けて、現在放送している番組をすべて白紙から見直した」とした。そのうえで、平日プライムタイムの番組改編の狙いについて時間帯別に説明した。

 まずプライムタイムの最初の時間帯となる午後7時には日本と韓国の連続ドラマを編成し、BS放送のHUT(総世帯視聴率)が最も多くなる8時台につなげることを目指す。午後8時台には「中畑清 熱血!スポーツ応援団」など三つの新たな自社制作番組を投入し、午後9時台には「尾上松也の古地図で謎解き!にっぽん探究」など視聴者の知的好奇心を満たすことができるような番組を放送する。

 複数の地上放送局やBS放送局が報道番組が編成している時間帯である午後10時に、2016年4月からあえて報道番組を編成する。現在、平日夜9時に編成している報道番組の内容と出演者を一新し、新たな報道番組の「報道ライブ」を放送する。「報道の激戦区である午後10時台に新しい報道スタイルで挑戦する」(小野寺氏)と説明した。午後11時台は、「BSの視聴者層が変わる」という点を踏まえ、新たな趣向の番組を編成する。「この時間帯ではフレキシブルに挑戦していく」とした。