韓国Samsung Electronicsの米国法人Samsung Electronics Americaは現地時間2016年2月23日、米Amazon.comの自動注文サービス「Dash Replenishment Service(DRS)」をプリンターの一部モデルに導入したと発表した。

 Samsung製プリンターを使用している消費者や小規模事業者は、事前にDRSに登録しておくことで、使用中のインクが残り少なくなると、自動的にインクをAmazon.comに注文して受け取れる。

 DRSは、Amazon.comへの商品再注文を自動で実行する仕組みで、今年1月に正式に提供を開始した。DRSに対応した機器は、消耗品の残量や使用期限を感知するセンサーなどを組み込んでおり、交換時期になると自動で注文を行う。すでに、ブラザー工業のプリンターや米General Electric(GE)の洗濯機などに導入されている(関連記事: 消耗品の自動注文が可能に、Amazon.comが「DRS」サービスを開始)。

 Samsungプリンターのユーザーは、Samsungのモバイル印刷アプリケーション「Mobile Print」またはパソコン用プリンター管理機能「Easy Printer Manager」を通じてDRSに登録し、対象となるプリンターを指定する。プリンターのセンサーがインクの残量を監視し、なくなる前に自動的に交換用のインクをAmazon.comに注文する。

 DRSが利用可能なSamsung製プリンターは、「Samsung SL-C430W」「同SL-C480FW」「同SL-M2835DW」「同SL-M2885FW」となっている。

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