東急パワーサプライと、ケーブルテレビ株式会社は2016年2月19日、2016年4月の電力小売全面自由化に合わせ東急パワーサプライが展開する「電気サービス」の販売面などにおいて業務提携することに合意したと発表した。この提携に伴い、ケーブルテレビは3月1日から、ケーブルテレビのサービスエリアで電気サービスの受付を開始する。

 ケーブルテレビ株式会社は、栃木県栃木市、壬生町、下野市の一部、群馬県館林市、板倉町、茨城県結城市、筑西市の一部をサービスエリアとするケーブルテレビ会社。サービスエリア全域で光ファイバーによる多チャンネル放送サービスや高速インターネットサービス、プライマリ電話、コミュニティチャンネルの放送を提供している。

 東急パワーサプライの電気サービスをケーブルテレビの提供メニューに加えることで、新たな利用者獲得や利用者サービスの拡充を図ることができると期待する。

 東急パワーサプライは、東急グループの電力事業会社として2015年10月に設立された。料金を設定して自ら直販するとともに、東急グループの各社が自社サービス・商品とバンドルする形で、電力小売事業を開始している。

 東急パワーサプライは、ケーブルテレビ会社との連携にも力を入れており、既にイッツ・コミュニケーションズ(イッツコム)、横浜ケーブルビジョン、伊豆急ケーブルネットワーク、南東京ケーブルテレビなど東急電鉄と資本関係のあるケーブルテレビ会社4社と業務提携の発表を行なっている。今回の業務提携は、東急電鉄の資本関係のないケーブルテレビ会社としては初の業務提携となる。

 東急パワーサプライは、東京電力管内のケーブルテレビ各社に対して、販売面などの業務提携を呼びかけている。

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