スペイン・バルセロナで2016年2月22日、モバイル業界で世界最大の展示会「Mobile World Congress 2016」(MWC2016)が開幕する(写真1、2)。

写真1●MWC2016のメイン会場になる「Fira Gran Via」
写真1●MWC2016のメイン会場になる「Fira Gran Via」
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写真2●会場の最寄り駅にはインテルの広告が目立った
写真2●会場の最寄り駅にはインテルの広告が目立った
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 主催者のGSMAが発表した2015年の実績は、来場者は201カ国からの9万4241人で、2014年より8325人増加した。来場者の地域ごとの割合は欧州が60%、北米が15%、アジア太平洋地域が15%を占めた。来場者の84%がMWCをモバイル業界で最も重要なイベントと回答。出展社数は2199社にのぼった。2016年は9万5000人以上の来場者と2000以上の出展社を見込んでいる。

 会期は2月25日まで。今年は最新スマートフォンを始め、5G関連技術やVR、コネクテッドホームやコネクテッドカーなどを含むIoTが大きなテーマになるとみられ、多数のプレスカンファレンスやキーノート、カンファレンス、ブース展示が予定されている。

サムスンがUNPACKED開催、「eSIM」も

 韓国サムスン電子は、毎年恒例の発表イベント「SAMSUNG Galaxy UNPACKED 2016」を開催する。会場には2015年同様、大型の看板が設置されており、イベント後に新製品の広告に差し替えられるとみられる(写真3)。

写真3●MWC会場に設置されたサムスンの大型看板
写真3●MWC会場に設置されたサムスンの大型看板
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 2015年にはフラッグシップスマートフォン「Galaxy S6」シリーズを発表、2016年は「Galaxy S7」に相当する後継モデルが期待される。イベントに先駆けてティザー動画(https://www.youtube.com/watch?v=z2q7y50zxNU)も公開した。