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 米Microsoftは現地時間2016年2月15日、Windows 10スマートフォンの新モデル「Lumia 650」を発表した。希望小売価格は199ドルから。同日より欧州の一部で発売開始する。「仕事とプライベートの両ニーズのバランスを考慮したデバイス」としている。

 Lumia 650は、5インチOLEDディスプレイ(解像度は1280×720ドット、297ppi)を搭載する。CPUは動作周波数1.3GHzの米Qualcomm製「Snapdragon 212」クアッドコアプロセッサ、メモリーは1Gバイト、ストレージ容量は16Gバイトで最大200Gバイト拡張可能なMicroSDカードスロットを装備する。500万画素のフロントカメラと800万画素のLEDフラッシュ付きリアカメラを備える。

 端末のサイズは142×70.9×6.9mm、重さは122g。バッテリー容量は2000mAhで、連続通話時間(LTEの場合)は最大16時間となっている。カラーはマットブラックとマットホワイトの2種類を用意する。

 最新のMicrosoft Officeアプリケーションや企業向けアプリケーション、他社製ユニバーサルアプリケーションを利用可能。Windows 10 Mobileアップデートの際には、IT部門で新機能をテストしてから従業員向けに配布できる。

 MicrosoftはLumia 650について「Windows 10のパワーを通じてパソコンとスマートフォンで共通した体験を提供する」としているが、パソコンと同様の操作性を可能にする「Continuum」をサポートしていない点を複数の米メディア(PCWorldTechCrunch)は疑問視している。MicrosoftはSurfaceブランドのハイエンドスマートフォン開発に注力しているとも伝えられており、Lumia 650が最後のLumiaスマートフォンになると見る向きも多い(米International Business Timesの報道)。

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