図●フィールド業務におけるスマートグラス活用の検証サービスの概要
図●フィールド業務におけるスマートグラス活用の検証サービスの概要
(出所:日立ソリューションズ)
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 日立ソリューションズは2016年2月15日、保守作業や点検作業などのフィールド業務にメガネ型のデバイスであるスマートグラスを適用できるかどうかを事前に調べられるようにするPoC(概念検証)サービスとプロトタイプ構築サービスを開始した()。これらのサービスを利用すると、それぞれの業務に適したスマートグラスの活用方法を検証できる。

 PoCサービスでは、スマートグラスを検証するための環境一式をクラウドサービスの形態で提供する。(a)現場の作業員を映像と音声の共有によってオフィスから遠隔指示する機能、(b)作業状況の録画機能、(c)作業手順をスマートグラスに表示する機能、などを提供する。一方、プロトタイプサービスでは、利用用途に沿ってユーザーインタフェースの開発や機能追加を行う。

 価格(税別)は、PoCサービスが50万円で、1カ月間クラウドサービスを利用できる。プロトタイプサービスは個別見積もり。別途、作業現場の業務効率向上を支援する既存サービス「フィールド業務情報共有システム」とあわせ、フィールド業務全体を支援するとしている。

 検証対象のスマートグラスは標準で4製品で、「Head-Mount-Display RM-L191A」(日立LGデータストレージ)、「MOVERIO BT-200/MOVERIO Pro BT-2000」(セイコーエプソン)、「Telepathy Jumper」(テレパシージャパン)、「Vuzix M100」(米ビュージックス)。これ以外のスマートグラスについては個別見積もりで対応する。