博報堂DYホールディングスは2016年2月10日、同社の戦略事業組織である「kyu」が米国のデザイン会社の「IDEO LP」(IDEO社)に対して出資を行い、30%の持分を取得したと発表した。

 この結果、IDEO社は博報堂DYグループの持分法連結の対象となった。さらに将来的に持分の過半数以上を取得するオプションを博報堂DYホールディングスが保有することについて、IDEO社の持分保有者と合意している。

 博報堂DYホールディングスは、今期の中期経営計画において、専門的かつ先進的なマーケティング手法やソリューションを提供する「専門マーケティングサービス企業」をグループ内に取り込むことを、成長ドライバーの一つに掲げている。今回のIDEO社への出資はその一環として行う。

 博報堂DYホールディングスは、これまでも「kyu」を通して、米国のSYPartners社やRed Peak Group社、Digital Kitchen社、カナダのSid Lee社を傘下に収めている。

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