米Facebook傘下の米Oculus VRは現地時間2016年2月9日、同社の仮想現実(VR)ゲーム用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Oculus Rift」をサポートするパソコンのリリースについて明らかにした。台湾ASUSTeK Computer(ASUS)、米DellおよびDell傘下のAlienwareが、Rift対応の認定を受けたパソコン(総称「Oculus Ready PC」)の第1弾製品を発売する。

 Oculus Ready PCとRiftのバンドル製品は太平洋時間2月16日午前8時に予約受付を開始する。「Best Buy」「Amazon」「Microsoft Store」を通じて注文可能。希望小売価格は1499ドルから。

 Riftは米国や日本を含む20カ国で1月6日から予約を受け付けている(関連記事:VRゲーム用HMD「Oculus Rift」が予約受付を開始、価格599ドルで出荷は3月末以降)。出荷開始は3月28日を予定しているが、注文ページでは現在予約した場合の出荷見込みは7月となっている。Riftには、リモコン「Oculus Remote」やケーブルのほか、米Microsoftの「Xbox One」用コントローラー、アクションゲーム「Lucky's Tale」などが付属する。

 Oculus VRはRiftの予約受付を開始した際に、バンドル製品の提供を予告していた。バンドル製品はOculus Ready PCとRift一式が含まれ、数量限定で4月に特定の地域で出荷を開始する。すでにRiftを予約済みの場合、一部地域ではバンドル製品を割引き価格で購入できる。

 RiftでVR体験を楽しむにはWindows搭載パソコンが必要で、グラフィックス性能は「NVIDIA GTX 970」か「AMD 290」と同等もしくはそれ以上、CPUは「Intel Core i5-4590」と同等もしくはそれ以上、メモリー容量は8Gバイト以上をOculus VRは推奨している。

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