図●Zabbixによる統合監視サービスの概要
図●Zabbixによる統合監視サービスの概要
(出所:Zabbix Japan)
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 富士通ソフトウェアテクノロジーズ(FST)は2016年2月9日、システム監視ソフト「Zabbix」を使ってユーザー企業の情報システムを監視する「Zabbixによる統合監視サービス」()を開始した。Zabbixの提供元であるZabbix Japanが発表した。今回FSTは、Zabbixの再販に加えてZabbixを使った監視サービスを提供できる「認定パートナー」契約をZabbix Japanとの間で交わしている。同契約を交わしたベンダーとしてFSTは31社めに当たる。

 Zabbixを使ったシステム監視サービスである。クラウドやオンプレミスなど様々なプラットフォーム上に点在するユーザー企業のシステムを遠隔で監視する。ユーザーは、導入にあたって複雑な設定を行うことなく、短期間にシステムの監視を始められるという。監視システムは東日本と西日本で二重化しているので、災害時でも監視を継続できるという。

 Zabbixは、オープンソースのシステム監視ソフトである(最新版はZabbix 2.4、関連記事:手のひら大のシステム監視アプライアンス、「Zabbix 2.2」を搭載)。エージェント(各種UNIX/LinuxやWindows)によるサーバー監視のほか、SNMPやWMIによる監視、VMware仮想環境の監視、リモートログイン(Telnet/SSH)とコマンド実行による監視、ポート監視(ネットワークサービスの死活監視)など、各種の方法でシステムを監視する。開発会社はラトビアのZabbix SIA。