写真●展示会でのPlusZone/Stampの利用シーン
写真●展示会でのPlusZone/Stampの利用シーン
(提供:NECネッツエスアイ)
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図●電子スタンプを捺印するのスマートフォン画面
図●電子スタンプを捺印するのスマートフォン画面
(提供:NECネッツエスアイ)
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 NECネッツエスアイは2016年2月9日、ファミリーマートが四国地方の約370店舗で同日から展開しているキャンペーン「ファミマカフェを飲んで電子スタンプを貯めよう!!」に向けて、電子スタンプ「PlusZone/Stamp」(プラスゾーン・スタンプ)を提供したと発表した。キャンペーンで使うスマートフォンアプリケーション「ファミリーマートスタンプカードアプリ」で電子スタンプを利用する。

 電子スタンプのPlusZone/Stampとは、実際のスタンプそのものの使い勝手でスマートフォンの画面に捺印を行うことができる装置である(写真)。静電気を利用しているため、バッテリーなどの電気的な装置は不要。スタンプの識別パターンは500万を超え、個々のスタンプごとに異なっている。今回のファミリーマートの事例でも、約370店舗のスタンプが重複しないことが要件として重要だったという。

 今回のキャンペーンの実際の参加方法はこうだ。客はまず、スマートフォンに専用アプリケーションをダウンロードしておく。レジでコーヒーなどを購入する際にアプリケーションの画面を提示し、1杯につき電子スタンプ1個を押す()。スタンプが10個貯まったら店舗内にある情報端末の「Famiポート」と連携し、Famiポートから「ブレンドS」または「アイスコーヒーS」のクーポンを発行する。

 電子スタンプのPlusZone/Stampは、形状や押し心地が、あたかも従来の物理的スタンプのようにできていることから、各店舗を利用する客にとって親しみ易く、かつ電子スタンプのイメージをくつがえす楽しい驚きをもって利用できるとしている。さらに、スタンプの利用状況をリアルタイムで分析することによって、効果的なプロモーション戦略の立案が可能になるという。

 NECネッツエスアイでは、各種の小売・サービス業を主なターゲットにPlusZone/Stampの販売を拡大し、今後3年で3万店舗への採用を目指す。