デルは2016年2月9日、都内でコンシューマー向けPCの新製品発表会を開催し、低価格ノートPC「Inspiron 11 3000」シリーズやデスクトップPC「Inspironマイクロデスクトップ」を発表した。また、1月19日に発売済みの新製品「XPS 12」について解説した(写真1)。

写真1●1月19日に発売した12型Windowsタブレット「XPS 12」
写真1●1月19日に発売した12型Windowsタブレット「XPS 12」
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拡大余地の大きい量販店に注力

 発表会には、デル 執行役員 ビジネス&コンシューマー事業統括本部ジェネラル・マネージャーの原田洋次氏が登壇。「2016年、デルは本気でコンシューマー製品を伸ばしていく、との意気込みでやっている」と切り出した(写真2)。

写真2●デル 執行役員 ビジネス&コンシューマー事業統括本部ジェネラル・マネージャーの原田洋次氏
写真2●デル 執行役員 ビジネス&コンシューマー事業統括本部ジェネラル・マネージャーの原田洋次氏
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 個人向けPC事業については、調査会社のIDCによる2015年第4四半期の速報値を紹介。「国内市場全体では、PCの販売台数は個人向けが10%減、法人向けが20%近いマイナスだ。その中でもデルの個人向けは好調で、前年同期比で1.5倍に増加。シェアも2.8ポイント上昇し、最近7年ほどで最も高い数字を達成した」(原田氏)と好調ぶりを語った。

 デルの個人向けPCが伸びている理由としては量販店チャネルへの注力を挙げた。「国内量販店での販売実績は前年同期比で台数が2倍、取り扱い商品点数も1.5倍に増えている。社内体制を強化し、プロダクト部門とも連携、量販店向けラインアップを充実させた。日本で求められる商品作りや販促活動も地道にやっている」(原田氏)と説明した。