米Facebookは、12回目となる同サービス開始記念日「Friends Day」を迎えた現地時間2016年2月4日、「Facebook上では世界の誰かと平均3.57人を介してつながっている」とする分析結果を発表した。米国内に限って見ると「平均3.46人」という。

 同分析調査は、世界中のすべての人は6次(6段階)以内でつながっているという仮説「六次の隔たり」に着想を得てユーザーの友達関係をもとに数値化したもの。つまり、Facebookの平均的な2人のユーザーは、直接知り合いではなくても、3人~4人を仲介すれば必ず行きつくことになる。

 Facebookはこの数値を用いて、「過去5年間で、Facebookのユーザー同士の親密度は深まった」と主張している。2011年に同社がイタリアのミラノ大学らと共同で行った調査では、当時のアクティブユーザー7億2100万人の友達関係を分析したところ、隔たり値は「3.74人」だった。現在、ユーザー数が2倍以上に拡大しながら、隔たり値は縮小している。

 Facebookは先月、2015年第4四半期(2015年10~12月)決算(関連記事)を発表した際、2015年12月末時点の月間アクティブユーザー数(MAU)を15億9000万人と報告している。

 ちなみに、同社のMark Zuckerberg最高経営責任者(CEO)の隔たり数値は「3.17人」、Sheryl Sandberg最高執行責任者(COO)は「2.92人」という。

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